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フッ化物応用
印旛郡市歯科医師会の所蔵のビデオに『フッ化物応用が支える予防歯科の未来』という神奈川歯科大学教授、荒川浩久先生による歯科医師のためのものがあります。最近、フッ素の効用や自宅での適用方法について多くの患者さんからの問い合わせがありますので、歯科医師会所蔵ビデオから参考になる部分を抜粋してご紹介します。
  幼児期からのう蝕予防が8020の達成に貢献し、健康寿命の延命に繋がることが認識され、「健康日本21」の歯科目標の中にフッ化物応用が掲げられました。また、日本歯科医学会が1999年に「フッ化物応用についての総合的な見解」を公表し、地域歯科保健活動およびフッ化物応用が促進されています。
1.わが国におけるフッ化物応用の分類と選択
  現在わが国で利用可能なフッ化物応用について、ライフステージごとにどのように組み合わせたらよいかを表1に示しました。現状では、フッ化物歯面塗布を経験した1〜14歳の割合は42.03%(平成11年)、フッ化物口の集団実施人数は303,182名(平成14年)、フッ化物配合波磨剤の市場占有率は86%(平成14年)と、いずれも増加しています。また、日本のほとんどの水道水フッ化物濃度は0.1ppmに達しない程度ですが、0.6ppmを超える地域では、過剰摂取を防ぐために組み合わせを再考するべきでしょう。
表1  わが国におけるフッ化物局所応用の組み合わせ
目安年齢 組み合わせるべきフッ化物局所応用
1〜3歳 フッ化物液磨き(またはその代替法)+フッ化物歯面塗布 
4〜5歳 フッ化物配合歯磨剤+フッ化物洗口+フッ化物歯面塗布
小・中学生 フッ化物配合歯磨剤+フッ化物洗口+フッ化物歯面塗布
15〜高齢者 フッ化物配合歯磨剤+フッ化物洗口+
フッ化物歯面塗布(歯根部への応用を含む)
2.フッ化物によるう蝕予防メカニズム
  う蝕は、歯垢中に存在するう蝕原性細菌が、砂糖や発酵糖質を代謝して産生した有機酸により歯質が脱灰される現象です。通常は、歯面上でミクロ的にくり返されている脱灰と再石灰化のバランスが保たれていますが、脱灰方向側に傾いたときに、後戻りできないう窩の形成が生じます。これらのう蝕形成過程において、口腔内に保持されたフッ化物がダイナミックに作用し、う窩の形成を予防します。具体的には、表2のような作用が考えられますが、フッ化物応用後に歯とその周囲環境に保持されるフッ化物による作用が中心となります。この点について、唾液中に保持されるフッ化物濃度(通常は0.02ppm以下)を0.05ppm以上に保つことが、歯質の脱灰抑制と再石灰化促進に有効であるとされています。いずれにしても、脱灰ー再石灰化という不安定なバランスを、再石灰化方向に傾けてう蝕予防効果を高めるには、微量のフッ化物が継続的に口腔内に供給され、できるだけ長時間保持されることが重要です。
表2  う蝕形成過程におけるフッ化物の作用
(1) フッ化物はS.mutansに作用して菌体外糖体の合成を阻害し、歯垢形成を抑制すると ともに、歯垢中での酸産生を抑制する。
(2) 歯垢の液相に存在するフッ化物は、酸産生時にイオン化して再石灰化を促進する。またイオン化したフッ化物はエナメル質に取り込まれ、歯質の耐酸性を高める。
(3) 歯面上または歯面に接する唾液に存在するフッ化物は、歯質の脱灰を防ぎ、再石灰化を促進し、歯質の成熟度を高める。
3. フッ化物局所応用の具体例
4〜5歳児以降のフッ化物局所応用はフッ化物歯面塗布、フッ化物配合歯磨剤によるブラッシング、フッ化物洗口という3つの組み合わせになります。なお、小学生から中学生にかけての応用はほとんど4〜5歳児に対するフッ化物応用の延長と考えてよいとされています。
>> フッ化物配合歯磨剤によるブラッシング
歯磨剤を飲み込まずにブラッシングができ、終了後に洗口できるようになれば、フッ化物配合歯磨剤の使用を勧めます。練り状フッ化物配合歯磨剤(950ppnF)によるシングルブラッシングは以下の点に留意します。
歯磨剤を飲み込まずにブラッシングができ、終了後に洗口できるようになれば、フッ化物配合歯磨剤の使用を勧めます。練り状フッ化物配合歯磨剤(950ppnF)によるシングルブラッシングは以下の点に留意します。
年齢に応じたサイズの歯ブラシの、刷毛部長さの半分程度は歯磨剤をつける。
  3分間程度磨いて1回排唾する。
  ブラッシング終了後の洗口は過度にならないように、
4秒間ずつの洗口を2〜3回行う。
  ブラッシング直後の飲食を慎む。
>> フッ化物配合歯磨剤によるブラッシング
  フッ化物洗口を家庭で実施する場合は、就寝前のブラッシング後に実施します。洗口は、ゆっくりと頬を膨らませたり閉じたりして、30秒間程度で前歯部にも臼歯部にも洗口液を行き渡らせます。そのときは、前方よりやや下方を向かせ、喉のほうに流入して飲み込んだりすることのないよう注意します。洗口液量は、口に含んで洗口しやすい量として、4歳時で5ml、5〜6歳児で7ml,7歳児以上で10mlを目安にします。
おわりに、ビデオの演者である荒川先生は、歯科専門家の努めとして、『地域のフッ化物応用およびフッ化物摂取の現状を把握したうえで、不要な副作用を生じさせることなく、最大のう蝕予防が発揮できるように、フッ化物投与をコントロールすることにあるといえるでしょう』とまとめられています。主治医の先生にご相談なさる時の参考にしてください。
 
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